LegalOn Technologies Engineering Blog

LegalOn Technologies 開発チームによるブログです。

ゼロから始める社内ハッカソン

はじめに

こんにちは、株式会社 LegalOn Technologies 検索・推薦チーム エンジニア の 勝田 (WinField95)です。この記事では、先日実施した検索・推薦チームの社内ハッカソンについてレポートします。

「よし、みんなで楽しく開発合宿!」と行きたいところですが、なんと予算0円です。 急遽ハッカソンを企画したため、残念ながら予算を確保できていませんでした。

しかし、予算がないからといって開発合宿ができないわけではありません。遠方での合宿は難しいものの、やる気さえあればハッカソンは可能です。そこで、チームメンバー全員が通常業務を効率よく終わらせ、生み出した2日間を使ってハッカソンを実施しました。

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Dataflow Indexer データ整合性担保と性能改善

はじめに

こんにちは。LegalOn Technologies 検索・推薦チームの臼井(jusui)です。

私たちのチームは、LegalOn Technologies が提供する主要サービス—「LegalOn Cloud」、「LegalForce」、「LegalForceキャビネ」—の検索・推薦システムの開発と運用を担当しています。 2024年7月に当チームから「Dataflow 実践開発セットアップ」を公開しました。

tech.legalforce.co.jp

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勉強会の「タダ飯狙い」対策どうするか?より良い勉強会のために参加規約のひな形を公開

こんにちは、LegalOn Technologiesで検索エンジニアをしている志水(@banbiossa)です。 食事つきの勉強会を開催する際に、学び目的ではなく飲食目的、いわゆる「タダ飯狙い」の方に遭遇したという声を最近多く聞きます。 この「タダ飯狙い」や不審者の対策にむけて、リーガルテック企業ならではの取り組みとして、参加規約のひな形を準備しました。 本記事では、取り組むまでに至った経緯や過程、ひな形の詳細、協力してくれた方々についてご紹介できればと思います。

  • 勉強会の治安の悪化
    • 弁護士ドットコム社の記事
    • 検索技術勉強会における実体験
  • 勉強会用・参加規約のひな形
    • ひな形本文
    • ひな形とは?
  • 活用方法について
    • ひな形の活用
    • 勉強会の運営
  • 勉強会用・参加規約ひな形プロジェクトの全容
    • シャッフルランチでCTOに投げかける
    • 法務・法務開発の巻き込み
    • ドラフト→レビュー→公開
    • ひな形作成時の想定
    • Acknowledgement
  • まとめ
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フロントエンド開発に役立つ Datadog 活用法

はじめに

本記事では、Datadog の設定方法を解説しながら、どのようにフロントエンド開発に活用できるかを話していきます。Datadog とは SaaS 型で提供されている監視サービスです。システムやアプリケーションの監視ができ、収集したログを分析するのに役立つ機能をたくさん提供しています。

こんにちは、株式会社LegalOn Technologiesで Software Engineer(Frontend)をしている山越 ( @yukishinonomeIT ) です。弊社では2024年4月に『LegalOn Cloud』というプロダクトを提供開始しました。Datadog は既存のプロダクトでも使っていたので、この新しいプロダクトでも活用することになりました。そこで、『LegalOn Cloud』における Datadog の運用を担当することになったので、実際にどのような活用をしているのか紹介していきます。

⚠️
以降の説明で出てくる Browser RUM SDK は v5 を利用しています。

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Dataflow 実践開発セットアップ

こんにちは、LegalOn Technologies検索・推薦チームの志水です。

私たちのチームでは Elasticsearch へのデータのインデキシングをCloud PubSub を queue として挟んで非同期にしており、その処理にDataflowを活用しています。Dataflow(=Google managed Apache Beam) はサーバーレスでスケーラブルなデータ処理を得意としています。

Python を用いたDataflowの活用については、例えばこちらの記事が網羅的です。

この記事では似たような観点に加え、Docker上で動かす工夫やintegration testの工夫も合わせて書いていければと思います。

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