はじめに
LegalOn Technologiesでは、以前CTOの深川がブログで宣言したように、2027年卒からソフトウェアエンジニア(SWE)の新卒採用を本格的にスタートします。
今回は、その取り組みの一環として実施した、新卒SWE向け長期インターンシップについて、設計から選考、受入れまでの裏側をプロジェクトメンバーで振り返ってもらいました。
今回話を聞いたのは以下のメンバーです。
- 深川:執行役員・CTO 本プロジェクトの総監督。最終面接を担当。
- 荒崎:CXOn, Senior Engineering Manager 技術課題の作成と技術面接を担当。
- 森山:LegalOn, Senior Engineering Manager 技術面接を担当。
- わたりょー:プロダクト基盤, Software Engineer 書類選考を担当。
また、新卒採用を始めた背景については、こちらのブログもぜひご覧ください。
PJメンバー結成。インターンオタクと新卒有識者が集結
ー まず、このプロジェクトメンバーがどうやって集まったのか教えてください。
深川 夏ごろにプロジェクトを始めようと人事と話していたのですが、自分は新卒採用の経験がなかったので、まずは仲間集めから始めようとなりました。人事の方が、前職でEMとして新卒を受け入れた経験のある森山さんと荒崎さん、そして学生時代に色々なインターンに参加していたというわたりょーを選んでくれました。こうして、社内の新卒有識者たちが集まった感じです。
わたりょー 学生時代は結構インターンに参加していました。「魔法のスプレッドシート」と呼ばれるインターン情報がまとまったシートが出始めた頃でした。ただ、手当たり次第ではなく参加するインターンは厳選してました。エース級の社員やMVP取得社員、事業責任者の横で働かせてもらえて、学生時代の身分としてはすごく勉強になって嬉しかったのを覚えています。
深川 インターンオタクだ(笑)。厳選できるのはオタクだよね。
森山 最初にメンバーが集まったのが2025年9月3日でしたね。キックオフ的なミーティングを実施して、人事の方が作ってくれた選考フローのたたき台をもとに、そもそもどんな人を採用したいのか、レベル感はどうするか、といった内容をすり合わせました。
わたりょー 役割分担としては、荒崎さんが技術課題を作成し、森山さんと荒崎さんで技術面接を担当。僕は書類選考を担当していました。お二人がお忙しいこともあって、ひたすら書類をさばいてましたね。
荒崎 わたりょーさんの書類選考は爆速で助かりました(笑)。

事前課題はスキップ。「破壊と創造」から始まった選考設計
ー 初めての新卒SWEインターンということで、今回のプロジェクトのテーマはありましたか?
深川 「破壊と創造」ですね。前回のブログでも書きましたが、会社を壊すくらいの勢いで来てもらって、そこからAIネイティブな新しい価値を生みだしてほしいということを新卒生に期待していました。
森山 採用ターゲットとしては、ただAIを使ってる人ではなく「AIを“普段から”使ってる人」が今回の大事なポイントでした。加えて「素直な人」も大事な素養でした。また、社内のグレード制度(*)でいう、L2レベルを2-3年で目指せるポテンシャルがある人がいいよね、という話でまとまりましたね。
わたりょー わりとみんなで「そうだよね」とふんわり固まりかけていたところに、深川さんが登場して見事に「破壊」していった記憶があります。
深川 俺、破壊役だったのか(笑)。何破壊しましたっけ?
森山 最初は事前課題をやってもらう予定だったんですよね。荒崎さんにバグがあるプロダクトを直してもらう課題を作ってもらっていました。ただ、初年度で応募数がまったく読めなかったので「そもそも応募がそんなに来ないんじゃないか」「学生にとって負担が大きいかも」ということで無しになりました。
深川 思い出してきた!「最初だからとにかくどんどん面接に来てもらおう」「いっぱい応募が来たらその時考えよう」と提案したのでした。
わたりょー もう一つのちょっとした「破壊」は、実際の応募書類を見ながら基準をチューニングしていったことですね。私たちが技術力や技術スタックを理由にネガティブかなと思った書類もありましたが、深川さんから新卒採用の目的と本来の基準に立ち戻るきっかけをもらいました。その後も、面接を通じて「この基準で合ってるね」「ここは少し基準が甘いかもね」とリアルタイムに調整していきました。
LegalOn Technologies Engineering Job Expectations
(* 社内のJob Expectation。社外公開用にわたりょーさんがサイトを用意してくれました。)

大事なのは「主体性」と「わからない」と言える素直さ
ー 面接の技術課題はどのように作られたんですか?
荒崎 普段中途採用向けに行っている面接課題を、少し易しくして流用しました。社内の基準と比べやすいですからね。あとは、CS(コンピューターサイエンス)系の基礎知識があるかを確認するために、AIと壁打ちしながら典型的な質問をいくつか作りました。
森山 技術力以外の「素直な人」の見極めは、感覚的ですが、取り繕っていないかどうかを見ていました。わからないことを無理に答えようとするよりも、ちゃんと「わからないです」「これ苦手です」と言えるかどうかが大事だと思っています。
荒崎 わかります。それを言ってもらいたいがための質問をあえて用意していましたね。主体性の見極めに関しては、「開発で困難だったこと」や「それをどう解決したか」を深掘りして聞いてました。
深川 お二人が最終面接に通してくれた学生は、結果的に全員採用しました。冗談抜きで、本当に皆さん優秀だったので、僕の面接いらなかったのでは?と思ったくらいです。
荒崎 いやいや、後でインターン生に聞いたら「面接でCTOが出てきてビビった!」「緊張したけど、期待されてる感じがして嬉しかった」って言ってましたよ!

初年度のインターンに予想以上の応募が集まった
ー 結果的に、予想以上に多くの応募が来たそうですね。
わたりょー そうなんです。書類の段階からかなりレベルが高かったです。著名な研究室で活動されていたり、有名企業でインターンしている方もいましたね。
荒崎 この前のインターン生交流ランチで、「どうやってうちを見つけたの?」と聞いたら、「元々LegalOn Technologiesの社員をエンジニアロールモデルとしてSNSでフォローしていて、募集が始まって『これは乗り込むしかない!』と思った」といった理由や、「Wantedlyでたまたま見つけて、受けてみたら選考体験が良かった」などを教えてくれました。
森山 あとは、以前からリーガルの領域に注目していて、LegalOn Technologiesを知ってくれていた人もエントリーしてくれました。しかも求人をオープンしてからわりとすぐにエントリー来ましたよね。
深川 そうそう、早かった。弊社はスタートアップとしてはまあまあ大きい規模感で、かつAIカンパニーという点で興味を持ってくれる人が多かったのかなと思います。
わたりょー 個人的には、選考や内定から受入れまでのスピードが早かった点も良かったと思います。書類を出してから1か月以内で内定まで進むのは、学生にとってもありがたいと考えています。内定をいただいても、「配属先を探すのでちょっと待って」と言われることが結構多いんですよね。そこが弊社は早かったので、学生としても助かるし、我々プロジェクトとしてもフィードバックを早く回せたので良かったと思います。
深川 卒業年度も柔軟に対応しましたよね。26卒、27卒、28卒の人が選考に参加してくれて。当初は27卒を対象に募集をしていたのですが、27卒じゃないとだめな理由を考えた時に、特に理由無いなって考え直して。あの募集要項は何だったんだって感じだけど(笑)。
わたりょー 大体の会社はインターンと採用が紐づいているので、年(期間)が空くとインターンの価値がないという判断になってしまうんです。レジュメを提出して「また連絡するね」と言われることが多くて。
その点、我々は卒業年度を意識していなかったから、良い学生さんが来てくれたのかなと思います。
ー 実際に学生さんと面接してみた感想はいかがですか?
森山 純粋に「すごいな」と思いましたね。自分が学生の時はこんなにバリバリ開発してなかったので、レベルが高いなと感心していました。
荒崎 これもインターン生に聞いたのですが、CS(コンピューターサイエンス)系の人たちは、今や何かしらのインターンに参加するのが当たり前らしいんですよね。アルバイトの代わりにインターンに参加するという文化ができていて、すごいなと。
僕が学生の時は、インターンといえば1DAYや3DAYSが主流で、長期インターンはそんなに聞かなかったですね。長期インターンで実務に触れている学生が多いためか、全体のレベルが上がっているなと感じました。

来年に向けて。インターンプロジェクトの次のステップ
ー 最後に、プロジェクト全体を通した振り返りを教えてください。
荒崎 インターン生がかなり戦力になってくれているのが一番のポジティブな驚きですね。キャッチアップも早くてとにかく振る舞いが良いので、このプロジェクトをやってよかったと思いました。
森山 自分のチームに来てくれたインターン生も、本当に真面目で、自分で「こうやった方がいい」と思ったことを提案して進めてくれるので、とても助かりました。 荒崎さんが言っていたように、インターンに参加してる人たちが多いので、他社でインターンを経験しているのは大きいかもしれません。その時の経験を活かして「LegalOn Technologiesではこうやってみよう」と思えるからですね。
一方で、週2日勤務などの場合はタスクを渡すのが難しかったですね。人によって参画期間、頻度が異なるので、どう割り振るかは課題として残りました。
荒崎 事業部によってインターンの体験が異なってしまう点も改善ポイントとしてあるかなと考えています。
わたりょー そうですね。選考官以外の事業部チームに配属された場合の体験は気になるところです。ミスマッチが生まれる可能性もなくはないので、そこを防ぐ工夫は必要だと感じました。来年はお二人以外の方も選考官として参加いただければ、さらに良くなりそうですよね。
深川 「来年はこのプロジェクトに参加したい」と言ってくれている社員もいるようなので、配属先チームからの選考官アサインや、さらに多く応募いただけた場合には今回スキップした事前課題なども検討していきたいですね。 皆さんが主体的に動いてくれたおかげで、満足度の高いプロジェクトになりました。今回自分は「採用したい!」としか言ってないです(笑)。
今後の課題としては、入った後の育成ですね。入っていただいた後「破壊」するだけだと困ってしまうし、かといって従順になってしまうのも良くない。「破壊と創造」というテーマの通り、自由に挑戦してもらいながら伸び伸び成長できる環境をどう作るかを考えていきたいです。
わたりょー 一度我々は解散して“破壊”されて(笑)、次のメンバーがまた新しいインターンを創っていくといいですね!
ー 来年のインターンも、さらにパワーアップした体験を学生の皆さんに届けられそうですね!本日はありがとうございました。
本ブログを読んで「来年のインターンに参加してみたい」と思ってくれる学生さんがいたら嬉しいです。少しでもご興味のある方は、ぜひ当社の採用サイトやEngineering Blogをご覧ください。
謝辞
インターンプロジェクトに協力いただいたプロジェクトメンバー、受入れを担当してくれた事業部のメンバー、また弊社の選考にエントリーしていただいたすべての方に感謝申し上げます。ありがとうございました!